外壁研究所

外壁塗装に使われる塗料の種類についてそれぞれの特徴を紹介

目次

こんにちは!
外壁研究所です。今回は外壁塗装に使われる塗料の種類についてそれぞれの特徴を紹介していきます。
外壁が汚れてきたし、うちもそろそろ外壁塗装がしたいな…」と思っている方は多くいると思います。そんな時、ネットやリフォーム会社のチラシ、ショールームなど、様々な場所で情報を得る事ができますが、いざ情報収集をしてみても「塗料って種類が沢山ありすぎてどれを使えばいいのか分からない!」とい悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか? まず、一つ言えるのは、失敗しない外壁塗装の為に重要なのは値段の安さ、高さではなく、自分の家にあった塗料を選ぶ事です。 この記事では一般的な外壁塗装に使われる塗料のメリット・デメリットついて解説しています。

1.塗料の種類とメリット・デメリット

外壁塗装に用いられる塗料には多くの種類があります。
外壁塗装で使用される塗料の主成分はいずれも合成樹脂で、そこに含まれる物質によって仕上がりの見た目や耐久性が変わってきます。適切な塗料を選べるように、代表的な塗料の特徴を解説します。

アクリル

アクリル塗料(アクリル樹脂塗料)は、他の塗料に比べると価格が安いメリットがあります。汚れやすく耐久性が低い特徴があり、耐用年数は5〜8年程度です。 短期間で塗り替えメンテナンスをする必要があるので、外壁塗装に使用されることは少なくなっています。

シリコン

シリコン塗料(アクリルシリコン樹脂塗料)は価格と機能のバランスが良く、遮熱機能が付加された商品や耐候性の高い商品などがあり、カラーバリエーションも多く揃っています。 耐用年数は10〜12年程度で、外壁塗装に使用される塗料として人気の高い塗料です。

フッ素

フッ素塗料は耐用年数が12〜15年程度と長く、耐久性・耐候性に優れた塗料です。価格は高いですが、長期的に外壁を保護できるので、コストパフォーマンスの良い塗料といえるでしょう。

ウレタン

昔はウレタン塗料が主流となっていましたが、今ではシリコン塗料を使用することが一般的になり、外壁塗装での使用頻度は少なくなっています。 しかし、密着力があり汎用性が高い塗料のため、雨どいなどの付帯部や木部用塗料として使用されることが多くあります。

ラジカル

ラジカル塗料はラジカル制御型の酸化チタンを使った塗料で、塗膜の劣化を抑えて耐候性を高くする効果が期待できます。防藻、防カビ性があり、粉状のものが付着する劣化症状「チョーキング現象」の発生も抑制されます。 ラジカル塗料はモルタル・鉄部・木部などあらゆる下地に使用できますが、最新の塗料であることから扱ったことがない業者もいます。使用したい場合は実績のある塗装業者に依頼するのがおすすめです。

無機

無機塗料はレンガや石、ガラスなどの無機物を含んだ塗料です。無機物は紫外線などで劣化しないため、塗料に配合することで耐久性・耐候性を高められます。 塗膜の劣化が起きにくいので、変色しにくい・汚れにくい・燃えにくいというメリットがあり、価格が高い点やひび割れしやすい点がデメリットです。

2.塗料の色の選び方とそのポイント

外壁塗装をする際には塗料の色の選び方やポイントを確認しておきましょう。外壁塗装の塗料は、あなたがどんなお家にしたいか、どんな外壁塗装をしたいかをよく考えて、希望に合った塗料を選んでいくことが大事です。 外壁塗装は約10年ごとに行うのが目安と言われていますが、「お家を建ててから10年だからとりあえず工事をしよう」というように、なんとなく外壁塗装をしてしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と、後悔してしまうかもしれません。 外壁塗装は今後のあなたの暮らしを豊かにしていくものなので、あなたがこれから、どんな生活にしたいのかを考えて、その希望に合った塗料を選びましょう。

1.色を選ぶ

外壁の色は住宅のイメージを変える大事なポイントです。同じ系統の色でも、色味・濃淡・明るさによって印象が変わるので、実際に塗料メーカーの色見本を見せてもらいながら好みや住宅環境に合った色を選びましょう。

2.塗料のタイプを選ぶ

塗料には作業性に優れた水性塗料と耐久性に優れた油性塗料(溶剤塗料)があります。また、1液型・2液型の違いもあるため、価格や作業性、耐久性などを業者に確認して、適切な塗料を選びましょう。

3.機能性を選ぶ

紹介した塗料以外にも、防水塗料(防水性の高い塗料)・低汚染塗料・遮熱塗料・光触媒塗料・弾性塗料など機能性を付加した外壁用塗料もあります。住宅環境や耐候性などを考慮して、必要な場合は機能に優れた塗料を選びましょう。

4.外壁材との相性で選ぶ

外壁材にはモルタルやサイディングなどがあり、塗料によっては相性が合わない場合もあります。自宅の外壁材を確認して使用できる塗料を選びましょう。

3.それぞれの塗料の費用相場は?

費用相場といっても各塗料で費用も変わってくるため、外装塗装を行った場合の費用例を以下の表で見てみましょう。

塗料名 費用相場
アクリル
約20万円
シリコン
約30万
フッ素
約40万
ウレタン
約25万
ラジカル
約35万
無機
約50万

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?様々な塗料があり、選ぶのが難しい!という時に参考にして頂ければ幸いです。

塗料は高ければ良いというわけではありませんし、安易に安さで選ぶのもオススメしません。

それぞれの塗料のメリット・デメリットを理解して、あなたのおうちの状態に一番あったものを使用するようにしましょう。


外壁塗装の依頼以外にも、外壁研究所ではサイディングの張り替えや部分的な外壁の補修工事なども可能です。
外壁の汚れや経年劣化でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください!
外壁の専門家として皆様のお住まいに今必要な施工やメンテナンスをご案内します!