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こんにちは!
外壁研究所です。
前回サイディングについて紹介しましたが、今回はサイディング以外の外壁材に関してご紹介をしていきます。
国内の住宅で使われている外壁材の7割~8割はサイディングになっていますが、外壁材に使われているものはサイディングだけではありません。
この記事ではサイディング以外の3種類の外壁材の特徴と、それぞれのメリットデメリットを紹介します。
モルタルはセメント・砂・水で練り込んで作られる建築材料です。
モルタル外壁は30年ほど前まで、日本の住宅における外壁の主流として多く用いられてきました。
近年ではサイディングによる外壁がメインとなり、モルタルを採用する家は少なくなっています。
ただ、モルタル外壁ならではのメリットもあるため、あえて導入するという方もいます。
タイルの全外壁材に占める割合は、たった3%。ただしこれは、タイルが外壁材として劣っているという意味では決してありません。
一口に外壁タイルと言っても、様々な種類のものがあります。
代表的なサイズは元々レンガの長手面のサイズを基準に作られた
「二丁掛(227x60mm)」や、「ボーダー」と呼ばれる二丁掛より細いサイズのもの、最近では300x150mmといった少し大きめのサイズなども販売されています。
色は白から黒の無彩色や、一時流行した赤レンガ色まで、豊富なカラーバリエーションが揃っているのも特徴です。
また、タイル素材の外壁の建物が少ない今、逆にタイルを取り入れることは他との差別化にもなるでしょう。
ALCは(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)
の頭文字をとった名称になり、高温高圧蒸気養生した軽量気泡コンクリートのことです。主成分は珪石、セメント、生石灰などが主原料になり、ALC内部に気泡を含んでいるのが特徴です。
コンクリートと聞くと硬くて重いというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ALCは内部に気泡の穴が空いており、水に浸すと浮くほど軽量な素材です。一般的には通常のコンクリートの約1/4の重量となっています。
外壁だけでなく屋根や床、間仕切りなどに使用される建材で、住宅以外にも高層ビルや中低層ビル、ショッピングセンターや倉庫など、さまざまな建物の構造材料として使われています。
全体的に今主流になっているサイディングより、耐久性に優れていてメンテナンスコストが低く、反面初期コストが高くつく外壁材が多かった印象です。
サイディングが主流になってきたのは1990年頃からで、それまではモルタル外壁が主でした。今後平均寿命の延伸に伴ったライフスタイルの変化などで今回紹介した外壁材の増加も十分あり得えます。
イニシャルコストだけではなく、今後のライフプランにあわせたランニングコストも含めて考えた外壁材の選択も選択肢の一つではないでしょうか。
外壁研究所ではサイディングの張り替えや外壁塗装工事など、外壁に特化したリフォーム工事の対応が可能です。
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